今日は医療関連サービスマークの更新に伴う現地審査がありました
わが社では、クリニック、医院等の小規模医療施設は清掃を実施していますが
病院は清掃はしていません
まず医院、クリニックと病院の違いは、単純に患者さんが入院できるベッドの数で決まります
患者さんが入院できるベッドの数が20床以上ある医療機関を病院と呼び、19床以下の医療機関を医院、診療所、クリニックとなります
とはいえ、医療機関ですので、仕事の内容は一緒です
その病院清掃の基本的な考え方を下記に一部紹介します
1.病院清掃の目的
病院清掃の目的は、患者さまに対し常に清潔で衛生的な生活環境を提供し、快適な療養生活が過ごせる場所を提供することである。
それを適切にすることにより治療と看護がより効果的に行われることとなり、ひいては清掃業務が間接的に医療の一環を担っている重要な役割でもあると言える。また、単なる清掃作業ではなく、医学的根拠に基づいたシステムと手法を用いることによって、社会問題となっている院内感染の防止にも寄与することとなる。
2.病院清掃の特殊性
①患者の治療と生活の場
病院は、病を患った人々(患者)が診断や治療を受けながらそこで生活をしている場所である。そして患者が入院する理由はいろいろあるが、その主なものは
1.家庭で得ることの出来ない安静が必要な場合
2.家庭や外来通院では不可能な医療行為(検査、治療。手術など)が必要な場合
3.家庭や住居の状況により介護できなくなった病人を収容する場合
4.伝染病患者により感染防止のため隔離を要する場合
5.精神障害により他人に危害を加えたり、著しく迷惑をかけたりしたために法的措置として収容される場合
6.自分の現在の健康状態の検査を受けるために短期入院する場合
等々であるがこの他にもさまざまな理由や事情があって入院していることがあるということを理解して、病院清掃を実施する必要がある。
②医療面への配慮
患者は何らかの疾病を持った人々であり、患者がその治療に専念できる環境を提供するために患者優先、診療優先は不可欠なことである。
清掃作業を行う際には、静かに、迅速に、そしてほこりを立てぬように十分の注意を払って行う心構えがまず必要である。床面を掃除する場合、ほこりや落下菌の飛散浮遊の防止に心がける。ホーキや真空掃除機を使用すると、落下菌やほこりを舞い上がらせるおそれがあるので、とくに注意を要する。病気で抵抗力の低下した患者は、常に二次感染を防がねばならないということを常に考えて作業を行う。廃棄物の処理にあたっては、菌の飛散浮遊及び汚染に注意して、燃えるもの、燃えない空き缶・空きびん類など、廃棄物の分別に気をつける。なお、感染性廃棄物については、看護婦詰所等での排出時に適正に分別され梱包されたことを確認してから運搬するようにする。また、医療機器類も多数整備され、その破損事故等は直接診療の障害になるのみでなく、患者の生命にかかわることとなる。このようなことを念頭において、医療面についての細心の注意が必要とされる。
上記のような基本的な考え方で医療機関の清掃を実施しています
週末が不要不急の外出は自粛です
コロナに負けるな!
頑張りましょう
ありがとうございます
今日一日に感謝 合掌