院内感染に関する具体的な予防策を考えて行きましょう。
標準予防策(ユニバーサルプレコーション)としては下記のものが挙げられます。
手指衛生
手洗いの励行(血液、体液、分泌物、又は汚染物に触れた際等)
手洗いの励行(病原体の持込防止の為、入室前)
手洗いの励行(手袋をはずした後)
防護装備(病原体との接触・伝播防止手段)
手袋・・・血液、体液、分泌物、又は汚染物に接触する際に着用する。
ビニールエプロン・・・血液、体液、などの分泌物が飛散し、飛沫が発生する恐れがある環境清掃を
行う場合着用する。
*要撥水性、防水性(浸透防止)
*廃棄時には汚染面に触れない事
マスク、フェイスシールド付きマスク
*血液、体液、分泌物などが飛散し、飛沫が発生する恐れがある環境清掃を行う場合に着用する。
*廃棄時には汚染面に触れない
鋭利物
針廃棄専用容器に針を廃棄する。
タオル・モップ
血液、体液、分泌物で汚染された場合
手袋、ビニールエプロンを着用して取り扱い、ビニール袋に入れ直ちに密閉する。
感染性として所定位置へ出す。(洗濯、消毒)
排泄物(血液、体液、付着物を含む)
血液、体液、粘膜、損傷した皮膚の付着物を取り扱う場合
・適切な防護装備の着用
・廃棄時はビニール袋へ入れ直ちに密封し、速やかに感染性廃棄物として廃棄する。
便器
手袋、ビニールエプロン、必要に応じてマスク(あるいはフェイスシールドマスク)を装着し処理
(体液汚染防護)
病室清掃
環境消毒の必要なし。
血液、体液による汚染がある場合は、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液にて清拭により汚れを除去
する。
次回へ続く(SU)