■接触感染予防策
隔離
原則として個室で処理する。
手指衛生と防護具
標準予防策に則る。
病室の入退室時、速乾性擦式消毒液を1プッシュ擦り込む。
患者や患者の環境周囲に接触する場合・手袋、ビニールエプロンを着用。
痰などの飛散が著しい場合・マスク又はフェイスシールドマスクを着用。
入浴
病状安定時入浴可。入浴順序は最後に(曝露防止)
タオル・モップ
標準予防策に準じる。
一般ゴミ
特別な扱いはしない。
袋は室内にてしばる。
痰、分泌物が付着したティシュが混ざっている場合・感染性医療廃棄物
として処理。
排泄物(血液、体液、付着物を含む)
標準予防策に準じる。
便器・尿器
患者が触れた便座、洗面台・アルコール除菌クロスによる清拭消毒
次亜塩素酸ナトリウム亜塩素酸液0.1%による清拭(ノロウイルス)
尿・便から微生物が検出されている又は、疑いのある場合
トイレは発病患者専用
病室清掃
入院中
環境整備は通常の方法で可
高濃度に接触汚染が考えられる場所(ベッド柵、ドアノブ等)を行う
場合有り。タオル・モップは専用とする。使用後は、ビニール袋に
入れしばり、感染性として洗濯、消毒。洗面所はタオルを使用する。
退院後
通常の退院清掃で可。
高濃度に接触汚染が考えられる場所・アルコール除菌クロスによる
清拭消毒。(ノロウイルスの場合は、次亜塩素酸ナトリウム0.1%液)
情報収集
感染対策室等、病院毎に定められた部署より対応策の確認を行う。
次回からは感染予防対策の実際を考えます。(SU)