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医院清掃の向上を追求する その41

2016年02月10日

インフルエンザ
 インフルエンザウィルスにはA、B、Cの3タイプが存在し、ヒトに感染して流行を引き起こすのは、A型とB型ウィルスである。A型とB型インフルエンザウィルスの臨床像はよく似ており、区別が難しいが、B型のほうが軽症で終わる場合も多い。又、A型は抗原変異を起こすため、毎年流行株(H1N1ソ連型、H3N2香港型等)が異なる。いずれの場合でも、1~3日の潜伏期を経て、発熱に全身倦怠感・頭痛・筋肉痛を伴って急激に発症する。これらの症状に加え、咳や鼻汁等の呼吸器症状も出現する。発熱は38~40℃に至り、普通は3~4日間、ときには5~7日間続く。乳幼児では二峰性の発熱が見られることもある。熱が下がり始めると全身症状は改善するが、呼吸器症状はその後も1週間続くことが多い。乳幼児では、悪心、嘔吐、腹痛等の消化器症状を伴うことも少なくない。毎年1月末から2月にピークがある。

次回はインフルエンザの詳細について考えます(S.U)