高島宗一郎 福岡市長より
「WITH THE KYUSHU プロジェクト」を13時からスタートしました。途切れることなく、多くの市民の皆さん、そして九州各地や山口からもわざわざ福岡市まで物資を届けに来て頂いています。
トイレットペーパーの教室、おむつの教室など、受け取る段階から仕分けをしていたのは大成功でした。
あっという間に教室がいっぱいになりましたが、ここは学校なのですぐに別の教室を準備できました。
集まった物資は、第一陣をすぐに福岡市の消防のヘリで運びました。また明日のスタート時間である10時までには全て陸路トラックに積み込んで運びますので、今日提供頂いた物資は全て明日には熊本に届きます。
皆さんに預かった大切な気持ちなので、一刻も早く現地に届けるよう全力を尽くします。
改めて、今日は20時まで受け付けています。明日は朝10時から20時まで。場所は天神の旧大名小学校。現段階で提供をお願いしているのは以下の6品目です。
①ペットボトルの水(未開封でもちろん賞味期限内)
②トイレットペーパー
③おむつ(子供用、大人用)
④タオル(未使用、未開封のみ)
⑤毛布(未使用、未開封のみ)
⑥生理用品
また福岡市は空港にも高速道路にも近い位置にあった青果市場をちょうど統合移転したばかりでしたので、萩生田官房副長官に電話をして、政府の物流拠点として跡地の提供を提案しました。
その後安倍総理から私の携帯に連絡があり、政府の会議で提案をしたいとのお話を頂きました。青果市場跡はまさに青果物流をさばく専門の場所だったわけですから、まさに適地。
その後、河野太郎防災担当大臣から正式に要請の電話がありました。
政府指示のもとで明日から全国からの物資を福岡市に集めて、ここから消防と自衛隊のヘリ、さらに陸路と海路から物資を届けます。
総理は電話で、熊本まで届けた物資がその先に細やかに届けられないことをとても心配していました。また私のところにも、指定避難所ではないところには物資が届かないという情報も届いています。
熊本の災害本部に問い合わせると、指定避難所だけでも物資が足りていない状況で、さらに指定していない避難所がどこにあるか正確に捕捉できていないということでした。
現地も全力で頑張って頂いていますが、是非、指定していない場所で避難している皆さんを把握して、物資が行き届くように要請しています。
いずれにせよ、市民の皆さんの思いと物資は旧大名小学校。そして全国から集めた大量の物資は政府と連携して旧青果市場を拠点として速やかに被災地に届けられるように全力で取り組みます。
みんなで九州の大切な仲間を絶対に守る!