一倉定の経営心得
[6-11]部長の責任
優れた社長は、
部門業績の不振は自らの責任として反省し、業績向上を必死で考える。
ボンクラ社長は、
部門の長の責任としてこれを責め、自らは必死で考えようとしない。
「部門の業績は、その部門の長の責任である」
という考え方は全くの誤りで、見当違いもはなはだしい。
というより、社長の責任回避以外の何ものでもないのだ。
優れた社長は、部門業績の不振は自らの責任として反省し、業績向上を必死で考える。
ボンクラ社長は、部門の長の責任として、これを責め、自らは真剣に考えようとしない。
考えてみていただきたい。
部門の長に自らの意思でいったい何が決められるというのだ。
その部門の事業も、商品構成も、価格も、人的資源の数も、テリトリーも、
そして事業方針自体、基本的に社長が決めているのだ。
いや「自由にやらせているから」という人がいるかも知れないが、
その自由とはすべて上記のような枠組みの中での活動の自由なのだ。
一倉定の社長学 第5巻「増収増益戦略」より
全ては社長で決まります
ありがとうございます
情熱に勝る能力なし