宣誓
僕たちには、夢があります
ここ甲子園で、日本一になることです
100年前、この地に甲子園球場が誕生し、それ以来、全国の球児は、ここでプレーすることを夢見てきました。多くの偉大なプレーヤーたちも、その思いは同じでした
青春の全てをかけて、ユニホームを真っ黒にしながら、汗もぬぐわず、ひたむきに白球を追いかける先輩たちの姿は、見る人たちを感動させ、いつしか、ここ甲子園は聖地と呼ばれるようになりました
あれから、ちょうど100年経った今、僕たちはここに立っています
僕たちには、夢があります。この先の100年も、ここ甲子園球場が、聖地であり続けること
そして、僕たち球児の、憧れの地であり続けることです
「努力したとしても、報われるとは限らない。しかし努力しなければ、報われることはない」
この言葉に励まされ、僕はここに立つことができました
そして、これからもこの言葉を胸に、最後まで戦い抜いていきます
この聖地で思う存分プレーできることに感謝を忘れず、僕たちのプレーが多くの人々に、希望と、勇気と、感動を与えられることを願って、全力でプレーすることを誓います。
令和6年8月7日
選手代表
智弁学園和歌山高等学校野球部主将 辻旭陽