■結核(TB(テーベー))とは
1.病原体 結核菌
2.感染経路 空気感染
3.症状 咳、痰、発熱、全身倦怠感、体重減少、胸膜炎による胸痛、呼吸困難、血痰、吐血
4.感染予防 陰圧の個室へ収容
※一時的に換気扇により対応する場合もある。
※陰圧室・・・病原菌などが外に漏れない為に気圧を低くした病室
喚気が重要(6~12回/時)
呼吸器以外の結核では空気感染は起こらない(腎結核・脊椎結核)
※多数室での治療可能
入院時の清掃対応について病棟又は感染対策室に確認する。
咳が激しい場合は、ベッド周りの清掃は避ける。
特別な環境消毒の必要なし。
喀痰などで物品が高度に汚染された場合・・・アルコール又は、
次亜塩素酸ナトリウム液0.1にて清拭する。
消毒液の噴霧は厳禁。
排菌者を早期に発見することが重要。
2週間以上に及ぶ咳や痰の症状が見られる場合は、検査の必要がある。
次回も結核に関する感染予防について考えます(S・U)